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カナダの自然に囲まれて・・・

カナダの自然に囲まれて・・・

しっぽもぎとり事件

実花ちゃんが生まれて3~4週間ほど経った頃の事でした。
まだよちよち歩きの実花ちゃんはエイラママのおっぱいに吸い付いています。
その日、実花ちゃんのしっぽの先に、何か硬いものがくっついているのに気が付きました。

はて?

良く見ると、茶色い色をした泥のようなものが、干からびて固まってくっついている様でした。
たぶん、その茶色い泥のようなものは実花ちゃんの
ウンコだったのだと思います。

その場で私はきれいに取ってあげようかと思いましたが、
エイラママがきっとなめて取ってくれるだろうと思い、そのままにしておきました。
ママ犬は子犬がウンチをすると、きれいになめて処理してあげるものなのです。

ところが、数日後にある変化が起きていたのでした…。

実花ちゃんを抱き上げてみると、しっぽの先に何かがぶら下がっているのでした。

はて?

良く見ると…
それは数日前に見た、あのウンコの干からびた塊が付いたままの、
その実花ちゃんのしっぽの先が、ぽっきり折れてしまっていて
あともうちょっとで完全に切れるぞ!
という所でかろうじてくっ付いてぶら下がっているのでした!!!

どーしよう~!

干からびたウンコは、成長盛りの実花のしっぽの先で固まって
血の循環をさえぎってしまったらしく、
しっぽの先だけ成長しないで一緒に干からびて、朽ちてしまったらしいのです。

私は実花ちゃんを抱いて、二階にいた義理のお母さんに急いで見せに行きました。
私:「実花ちゃんのしっぽが!!」
お母さん:「あら、まぁ」

そして、次の瞬間、私の驚きのおたけびと、実花ちゃんの悲鳴が飛び出ました。

私:「あっ!!\(◎o◎)/!」
実花:「キャイン!!(>_<)」

なんとお母さんが、実花ちゃんのそのかろうじてつながっていたしっぽの先を
一瞬にして、もぎ取ってしまったのでした!!!!

その後、実花も実花の兄弟たちも、みんなすくすくと育っていきました。
でも、実花のしっぽだけは、他の兄弟達より短いのでした…。
チャン・チャン♪





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